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4. 苦しみの原因

 

 なぜ、苦しみが生まれるのかをブッダは理性的に追究した。その答えの一つは、この世のものがすべて無常であるからである。

 

 「人々は、わがものであると執着したもののために悲しむ。所有しているものは常住ではないからである。」(Sn.805.)

 

 また、この世の苦しみは死と強く結びついている。 「ああ、この命の短いこと。百歳にならないうちに死ぬ。かりに、それより長生きしても、いずれは老衰のために死ぬ。」(Sn.804.)

 

 「世の人が生存への渇望にとらわれ、ふるえているのを、わたしは見る。世俗の人々は、それぞれの生存への渇望からはなれられず、死に直面して泣く。」(Sn.776.)

 

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